瑠璃光院へ行って来た【京都ぶらり紀行】




 

前回貴船神社へ行って来た【京都ぶらり紀行】

 

貴船神社で2枚の絵馬を描いた彼は、再び叡山電車に揺られる。

たどり着いた先は 「八瀬比叡山口駅」、彼の目的は瑠璃光院である。

瑠璃光院

ご存知ない方も多いかもしれないが、恐らくこの光景は一度は目にしたことがあるのではないか。

このかくも美しき採光を放つ京の景色こそ、瑠璃光院にて撮影された至極の一枚である。

「八瀬比叡山口駅」下車 徒歩5分 。

例のごとく観光客の姿は見えない。時刻は9時前。

つり橋を渡って目的地へ向かう、つり橋は思いのほか揺れた。

彼は阿呆なので高いところが苦手ではない。「馬鹿と煙は高いところが好き」というが、阿呆もまた高いところが好きらしい。

 

そうしてたどり着いた瑠璃光院がこちら。

閉まっている。

「・・・ここは入り口ではないのかもしれない」

彼はひとしきり敷地の外をぐるり一周歩いてみたが、やはりここ以外には入り口が無い。

「そうか、朝早すぎてまだ中に入れないのか」

無計画な旅はこういった事態を引き起こす。

「俺は特別拝観なんぞ望んでいない。通常の拝観でよいのだ、何時から開くんだ」

彼は文明の利器、iphone7を駆使して瑠璃光院の開く時間を調べた。

「つまり、開かない」

彼は瑠璃光院の閉ざされた門の前、途方にくれ立ち尽くす。
繰り返すが、 無計画な旅はこういった事態を引き起こす。

彼の無計画な旅はそれでもまだ始まったばかりである。

とぼとぼと帰路に着く道すがら、駅前の直売所のような場所にふと目をやる。
そこには実に怪しげな求人情報が掲載されていた。

 

「あと60年経ったらここでバイトをしよう」

 

彼は得るものもないまま、 八瀬比叡山口駅を後にした。




4 件のコメント

  • おはようございます。

    突然のコメント失礼します。

    ブログ記事にあります、

    >とぼとぼと帰路に着く道すがら、駅前の直売所のような場所にふと目をやる。
    >そこには実に怪しげな求人情報が掲載されていた。

    この求人広告、おもしろいですね。

    私も80歳になったらここで、バイトしたいです(笑)

  • コメントありがとうございます!!
    とても魅力的な求人ですよね(笑)
    詳細を聞こうと思ったらお店が冬季は休業でした・・
    また機会があったら行ってみようと思います!!

  • 思い立ったが吉日で行動したら、閉まっていた…
    あるあるですよね(笑)また春に京都へ行けばいいのです…
    それでも見たいですよね…(汗)

  • この時ばかりは本当に周囲には誰も居らず、早朝の爽やかな京都で俺は一体何をしているんだって30秒位フリーズしました。笑
    絶対にリベンジします(´・ω・`)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    トラベルライター&ブロガー。旅行会社で副店長の順風満帆な生活をぶん投げて、大冒険の日々を送っています。26歳。最近は体型がジャイアンに近付いていることに危機感を感じている。